[vol.15]日本醸造史上初の挑戦!仮設の蔵での酒造り~津波に沈みゆく町に誓った酒蔵の現地再建~

イベント詳細

 古くは仙台藩直轄の漁港であり、漁業と水産加工業で栄えた宮城県名取市の港町「閖上(ゆりあげ)」。この地に1871年創業、漁師や地元の方を中心に愛され続けている酒蔵「有限会社佐々木酒造店」。佐々木洋氏はその五代目蔵元です。2011年、歴史ある酒蔵は東日本大震災の大津波により製造設備が全壊。閖上の町もほぼ全ての建屋が流され700名以上の方が亡くなりました。そんな中「故郷を取り戻す。もう一度閖上で酒を醸す」と佐々木酒造店は立ち上がります。

 

 すぐに本格的な再建を目指すも、復興計画による盛り土工事長期化の為難しい状況。そこで2012年、復興工業団地の一画に仮設蔵を設けて酒造りを再開します。外気温等の影響を受けやすい環境の為、関係者からは「無理だ。ここで日本酒造りができるとは思えない」と言われました。それでも万全な環境ではない中、酒造業者をはじめとする全国からの支援を頂きながら仮設蔵で酒造りを継続。環境に対応するよう工夫し続け、ついに2018年宮城県清酒鑑評会では宮城県酒造組合会長賞を受賞。その後東北や全国の鑑評会でも受賞が続き、無理だと言われた仮設蔵の酒造りで成果をあげる事ができました。

 

「必ず復興させる。そして支援頂いたみなさんに新しい町と酒蔵を見て頂き、町の物語や震災をお話し、被災しましたがたくさんの支援のお陰で形にできました!と五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)すべてで復興の感謝を伝えよう」。これが明確な目的だと語る佐々木氏。今回のFw:東北Fan Meetingでは、同氏に震災直後から地域と共に歩んできた復興への道のり・想い・覚悟、そしてその先に見据える未来についてお話し頂きます。

 

また、「S A K Eから観光立国」を掲げ、日本酒の国際化に取り組む株式会社コーポ・サチ代表取締役の平出淑恵氏にもご登壇頂きます。世界的視点で精力的に日本酒の教育やプロモーションに取り組む同氏の理念や最新の取組についてお話し頂くと同時に、トークセッションでは震災復興の道のりを歩んできた酒蔵が未来に向けて何を伝える事ができるか、さらには「酒蔵というストーリー」を軸とした地域づくりやコミュニティ形成の可能性等を参加者と共に考えて参ります。 


開催日時

【主催】復興庁

【関連地域】宮城県名取市閖上地区

【日時】令和2年12月22日(火) 19:00-21:00

【会場】オンライン開催

 有限会社佐々木酒造店(2019年10月1日に完成した「復活蔵」からライブ配信予定)

  ※インターネット会議サービス「Zoomミーティング」

   に接続

  ※ 接続先は、お申込みいただいた後、個別にご送付いた

        します。

【定員】50名

【参加対象者】

・復興まちづくりにおける酒蔵の役割に関心のある方

・日本酒と地域の深い関係性に関心のある方

・地域と連携し地域資源を活用した事業展開に関心のある方

・日本酒の国際化や日本酒を世界の酒にする活動に関心のある方

・その他、本イベントに関心のある方 等

※Youtubeにリンクします



タイムライン

18:45-                        開場(参加者接続)

19:00-19:10  【10分】 開会/開会メッセージ/趣旨説明

19:10-19:30  【20分】 インプットトーク①(佐々木洋氏)

19:30-19:50  【20分】 インプットトーク②(平出淑恵氏)

19:50-20:20  【30分】 ファシリテーター及び登壇者によるパネルディスカッション、質疑応答など

20:20-20:25  【  5分】 参加者によるアンケート記入・Fw:東北活動紹介

20:25-20:30  【  5分】 復興庁より閉会メッセージ/閉会

20:30-21:00  【30分】 オンライン上での交流タイム


登壇者プロフィール

■佐々木洋(有限会社佐々木酒造店 五代目蔵元)

 明治4年創業、140年以上続く宮城県名取市の酒蔵の五代目蔵元。東日本大震災で本社店舗・酒蔵が全壊するも、翌年には日本の醸造史上前例のない仮設蔵での酒造りを開始。2019年10月1日、浪の音が聞こえる閖上に酒蔵を復活させる。震災前と変わらず宮城県産の米を中心に仕込み水には名取川の伏流水を使用して酒造りに取り組んでいる。

<有限会社佐々木酒造店H P> http://housen-naminooto.com/

 

■平出淑恵(株式会社コーポ・サチ 代表取締役)

 J A Lのキャビンアテンダントとして勤務していた1992年にソムリエ資格を取得。2001年、京都の酒蔵にて搾りたての大吟醸を飲んだ時「この利き猪口には日本が詰まっている、日本酒は日本そのものだ。」と感じたことがきっかけで、ワインで知る事の出来た素晴らしい共感の輪を、日本そのものである日本酒を通じて世界に伝え広げていく事が出来ると確信。「S A K Eから観光立国」という大きな夢に向かって邁進している。

<株式会社コーポ・サチH P> http://coopsachi.jp/



季刊誌「観光施設」若葉  連載 第3回「観光施設-SAKEから観光立国」

ダウンロード
「観光施設-SAKEから観光立国」PDFのダウンロード
観光施設-SAKEから観光立国-連載3回.pdf
PDFファイル 1.3 MB

ダウンロード
チラシPDFのダウンロード
12月22日開催 オンラインイベントのチラシPDFです
201222_flyer.pdf
PDFファイル 1.7 MB