[vol.6]森づくりは人づくり 〜なぜ漁師が山に樹を植え続けるのか?~

イベント詳細

 30年以上も山に樹を植え続ける漁師の話をご存知でしょうか?

三陸リアス海岸のほぼ中央に位置する気仙沼湾。古くから近海、遠洋漁業の基地として栄えた気仙沼ですが、1960年代から大量の赤潮が発生、湾内の環境が悪化しました。生活排水の川への流入や森の荒廃が湾を汚染していたのです。こうした状況に立ち上がったのが舞根地区の牡蠣漁師・畠山重篤氏でした。重篤氏は「森は海の恋人」という標語の元、1989年より地元の漁師仲間達と気仙沼湾に注ぐ大川上流の森で植樹活動を始めます。翌年からは環境教育を主軸とした体験学習も開始、これまでに1万人以上の児童生徒達が舞根を訪れました。2009年には同運動をNPO法人化、より積極的に社会のニーズに応える体制を整えた矢先の2011年、東日本大震災により、舞根の海や生物も甚大な被害に見舞われます。

 

 今回ご登壇頂くのは、重篤氏の三男で、漁師でもあり同法人の副理事長を務める畠山信(まこと)氏です。「森は海の恋人」の拠点である舞根地区は、防潮堤の建設が例外的に見送られただけでなく、「元に戻す」のが原則の災害復旧事業で、生態系を守るために従前の河川護岸を撤去するという国内初の事例となりました。津波の中でかろうじて一命を取り留めた経験をお持ちの同氏に、震災直後から海や生物が力強く再生を果たす過程を目にしながら、時に大規模な土木工事が伴う復旧・復興と環境保全を両立させるため、試行錯誤し続けたこれまでの歩みをお聞きします。

 

 また、トークセッションのお相手には、長野県上水郡信濃町からアファンの森財団事務局長・大澤渉氏にご登壇頂きます。畠山氏と大澤氏は、共に故C.W.ニコル氏の薫陶を受け、東日本大震災の復興過程でも活動を共にして来ました。地域住民の合意形成や行政との折衝、研究者との環境アセスメントや先行事例調査など、内外の様々な関連団体・企業等との協働によって進む舞根地区の再生のプロセスから、危機や有事に求められる多角連携や人づくり・関係値づくりのあり方を一緒に考えてみませんか。


開催日時

【主催】復興庁

【関連地域】宮城県気仙沼市、長野県上水郡信濃町

【日時】令和2年9月10日(木) 19:00-21:00

【会場】オンライン開催

  ※インターネット会議サービス「Zoomウェビナー」に接続

  ※ 接続先は、お申込みいただいた後、個別にご送付いたします。

【定員】50名

【参加対象者】

・復旧復興と環境保全の両立に関心のある方

・「森づくりは人づくり」という森は海の恋人やアファンの森財団の精神に共感する方

・多角連携を通じて前例のない事業を成し遂げる事に関心のある方

・その他、本イベントに関心のある方  等

 

満員につき 受付終了しました

※Youtubeにリンクします



タイムテーブル

18:30-19:00 開場(参加者接続)

19:00-19:10 開会/趣旨説明

19:10-19:30 畠山信 氏:

  登壇者インプットトーク①「森は海の恋人〜これまでとこれから〜」

19:30-19:50 大澤渉 氏:

  登壇者インプットトーク②「アファンの森財団〜多様性ある森の再生〜」

19:50-20:10 ファシリテーター、登壇者様によるパネルディスカッションなど

20:10-20:20 参加者によるアンケート記入

20:20-20:25 Fw:東北活動紹介

20:25-20:30 復興庁あいさつ/閉会

20:30-21:00 オンライン上での交流タイム


登壇者プロフィール

■畠山信 氏(牡蠣・ホタテ生産者/特定非営利活動法人 森は海の恋人 副理事長)

 

1978年生まれ。東洋工学専門学校(現東京環境工科専門学校)卒業後、屋久島で生物調査や環境教育の企画運営等の業務に従事。その後、舞根に戻り、漁師として牡蠣やホタテなどの生産に携わりながら、NPO法人森は海の恋人副理事長として、環境教育を主軸とした体験学習の企画・受入も行っている。


■大澤渉 氏(一般財団法人 C.W.ニコル・アファンの森財団 事務局長)

 

1980年生まれ。自然環境の保全に興味を持ち東京環境工科専門学校に入学。卒業後、C.W.ニコル・アファンの森財団に勤務し、東日本大震災復興プロジェクトを担当。自然再生や環境教育、イベント企画運営に携わる。



ダウンロード
チラシPDFのダウンロード
9月10日開催 オンラインイベントのチラシPDFです
200910_flyer.pdf
PDFファイル 1.8 MB