[vol.1] 東北に「日本一起業しやすいまち」をつくる - 仙台に生まれる起業家育成のエコシステム

~東北の社会起業を活性化させるには? 起業家と支援する人の視点で考える~

 

 震災を機に東北で増えている「社会起業家」。起業家を行政の立場で支援する白川裕也さんと福島県で起業した菅家元志さんを迎えて、東北における社会起業の活性化について考えました。


~社会課題を起業で解決する~

 

 東北にある社会課題を起業で解決できないか」。そんな思いを持って起業する人々とそれを支援する人々がいます。今年度初となる「Fw:東北 Fan Meeting」は、「東北に『日本一起業しやすいまち』をつくる - 仙台に生まれる起業家育成のエコシステム」と題し、東北における社会起業をテーマに開催しました。

 

 ワークショップを始める前に、まずは起業家を支える立場として、仙台市役所の白川さんが仙台市での取組を紹介しました。東北の社会課題を解決するために起業家に注目する仙台市。目指すのは「日本一起業しやすいまち」です。起業家の育成・支援を積極的に行うことで働き方を広げ、東京などから人材を呼び戻すことも視野に入れています。続いて登壇した菅家さんは、まさに東京で学生時代を過ごした後、地元である福島県郡山市に戻って起業した人物です。地域に密着した自身の事業を紹介し、「ローカル発のイノベーションにチャレンジできるフィールドが東北にある」と話しました。


~起業する人を増やすには? 起業を支えるには?~

 

 2人の話を鍵に、34名の参加者は東北の社会起業を活性化する方法をグループごとに話し合い。話し合い後にはさまざまなアイデアが発表され、起業する人を増やす視点から「関心を持つ仲間を集めたり、知見を持つ人の力を借りたりしやすいように、自然と人が集まる場をつくる」「関係人口を増やすためにイベントを行う」といった案や、起業を支える視点で「起業支援をワンストップで受けられるプラットフォームをつくる」といった案が出されました。


 「Fw:東北 Fan Meeting」の趣旨でもあり、グループワークの発表を聞いた白川さんと菅家さんも促していたのは、「参加者自身が今後もつながりをつくる」こと。起業をしてみたいという人は東北に活躍できる場所があるかもしれないし、起業家にならなくても、起業を支えたり社会課題を解決する事業に携わったりという立場でつながれることがあるかもしれません。


テキスト:泉友果子